東小雪の実父 ネタバレ! [芸能]
東小雪の実父 ネタバレ!
東小雪さんが執筆された著書『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白 』に、幼いころに実父から受けた性虐待について告白されています。
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なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白
東小雪さんが実父から受けた性虐待とは、幼いころお風呂場で受けていたものです。
地元の名士として有名だった父親は、お風呂場で彼女にいたずらした後には口止めをすることを忘れなかったようです。
普段は優しく接してくれる父親、そんな尊敬できる父からの言いつけに、これは誰にも言ってはいけないことなんだと、幼いながらにも感じていました。
お風呂場で繰り広げられる一方的な痴態に、幼い彼女も徐々に心が蝕まれていったのでしょう。
そして小学校2年生のころに、実の父親からお風呂場で暴行を受けてしまいます。
まだ男性を受け入れることなど不可能な小さな体に、生々しい傷とともに心に黒く大きなシミとなって、その後の彼女の人生に精神崩壊という結果をもたらしてしまいます。
その後は宝塚への入団と華々しい世界にいても、心の傷は消えることはありませんでした。
心の中で本人も気づかないうちに心の澱となった傷が、退団後に彼女の精神を崩壊させてしまいます。
彼女の心の奥深くにしまい込まれた、幼いころの忌まわしい記憶が、自殺未遂やリストカット、薬物への依存、そして閉鎖病棟への入院という形で表れてきます。
その彼女を救ったのが、心から信頼できるカウンセラーとの出会いでした。
そのカウンセラーと一緒になって、心の奥深くにしまい込まれた記憶を、一つずつ掘り起し現実に起きた出来事として向き合っていきます。
辛い作業を続けながら、時にはフラッシュバックされるおぞましい記憶と闘いながら、彼女は自分自身を取り戻すことができたのです。
『なかったことにしたくない』とは、彼女が自分自身を取り戻す唯一の方法であり、父親が娘に性虐待をしていることに気付きながらも、なかったことにした母親との闘いでもあったのです。
今のこの社会でも、家庭内での性虐待は行われており、世間体や家族の苦悩、被害者の心の葛藤により隠されてしまう事へのメッセージでもあるかもしれません。
虐待という辛い事実に向き合っている方、あるいは忘れたいと願っている方にとっても、力になれる著書ではないでしょうか。
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スマホでも読むことができるので、人知れず読みたい方におススメです。
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